人気ブログランキング | 話題のタグを見る
サハラに死す
サハラに死す_d0062651_21315046.jpg

荒野へ
の日本人バージョンということで紹介されていて気になっていたのですが
絶版ということで渋谷図書館からお取り寄せして頂いていた本がやっと到着。
近頃忙しくて取りにいけていなかったのだけど今朝やっとGET!!

『サハラに死す』
サハラ砂漠を一人で徒歩で横断するという馬鹿げた(あえてこう言わせて頂く!)
挑戦の途中死んでしまった青年の日記を元にしたノンフィクション。

常識で考えればたぶんただのバカなのでしょうね。
『あり得ないことをして結果死んでしまう』この行為は。

でもなんなんでしょね。
学校に行って、卒業したら仕事をしてお金をかせいで、ご飯をたべて.......。
な人生の流れに関して疑問に思う人もいると思うし、
疑問に思うだけではなく何か答えを探す人もいるんだと思います。

人間として。
与えられた物ではなく自分自身が本当に心から感じることのできる『何か』を感じたい。
みたいな??

『与えられた物』っていうのは
極端な例でいくと...うーん。
たとえば。
食べ物を買う時にお金を出して買うことがまあ世の中のごくごく当たり前な
行為であるけれども、その行為もいわば『与えられた行為』なのだと思います。
そもそもお金はただの紙であり、
その紙自体に価値が出るように作られている世界の中で
すべてを『与えられて』生きている訳なのです。
考えようによっては『自由ではない』のです。

とにかく
『荒野へ』『サハラに死す』
のお二方とも死んでしまった訳なのですが、なんとなく旅にでた気持ちも
わからなくはない。
旅の途中彼らを助けた人たちがとてもたくさんいるのもなんとなくわかる。
(彼らたまに途中、自己陶酔的な部分も多々あるのだけどね)
かと行って私が『無謀な旅に出るか?』それはたぶん出ない。ごめん。
出たい気持ちはあっても何もかも流されまくりで生きている私には
つらいことが多すぎるとみた。(そもそもお菓子がたべれなくなるのつらい。)

2人とも死にたかった訳ではないけど結果的には命を落としてしまうわけです。
だけどそれもなんだか人類の進化の検算みたいな気もする。

だからこそ人類は各自一人一人で生きることを選ばなかったんだと思うよ。

あ。
そうそう。
私はなにも無茶な旅に賛成しているワケでは全くないですよ。
紛争地帯にお気楽に旅行に行っちゃう!みたいのは大反対!!
そういうのは単なる迷惑だと思います。

まあとにかく。
気になったかたはぜひご一読くださいませ。

『サハラに死す』の方は難しいかもしれません(かなり前に絶版になったようなので)
ですが『荒野へ』は映画もやるし、本屋さんにあると思います。
by andjump | 2008-09-20 22:24 | BOOK!!
<< サハラに死すvs荒野へ(in ... 色々入荷はしています....。 >>